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予想外に

2008年08月19日 01:22

ダークナイト見て参りました。

今回のかなり気に入った。もう一度行きたい。
以前みたいなヒーロー色よりも人の内面を突き付けられた。
人間は怖い。
ジョーカーにリアリティーがあって『人として』のし掛かる恐怖、身近にある恐怖を体現している。
怖かった。自分が追い詰められた時、人間は他人と自分の命を天秤にかける。
罪人だから死んでも構わない。
罪を犯してないから生きて当然。
実際に追い込まれた時に下した決断が果たして正解なのか。
決断してしまった時点で誰もが等しく『罪人』になるんじゃないだろうか。
罪悪感を持ったまま助かった喜びには浸れない。
戦争と一緒。
1個人を殺すのは罪。
大量に殺せば正義。
そんな事はありはしない。誰もが等しく苛まれるべき事を知っていて蓋をする。
そうでなければ潰されてしまうから。
人を殺すのは簡単。
迷っている人の背中を甘言で押してあげれば良い。
それだけで完全犯罪は成立する。
なんの小細工もトリックも必要ない。
たった一言の甘やかな言葉に従えば良い。
自分にのし掛かる過重と正義のルール。
苦悩するコウモリ男が選んだ決断。
彼も人で在ることに変わりはない。
人が人を裁けないならと彼は化け物になった。
狂気の沙汰の人間は頭が切れる。
自分の中に厳善としたルールがある。
それが恐怖でも快楽でも『死が』自分に向けられ、操れることこそが鉄則。
だから人間を良くしっている。
殺してしまえば終わる。
それをしないルールを持つバッドマンは自分自身の存在に苦悩する。
存在が消えた時に新たにヒーローとして君臨してくれる正義を作りたかった。
ダークナイトではないホワイトナイトを。

バッドマンはとても人間らしい。
だから悪を許さない。
だから存在に苦悩する。

猜疑心が猜疑心を呼ぶ。
自分がバッドマンだと言えたらそれで良かったのに
そこでまた彼を信じる人は自らをバッドマンとして表に出た。

人は天秤に掛けられたものが身近な人、恋人、家族になればなるほど失った状況によって諦めきれない。
復讐して『自分だけは』と正義になりたがる。
実際に行動に移すことが善か悪かはわからない。
人、一人の気持ちの状態だから。

ジョーカーは人の内面の体現者。
恐怖でも人を操る。
それは彼の中では掌の上の一駒でしかない。
バッドマンは人の正義の体現者であるべき。
だからある時は悪にもなる必要がある。
とても人間的だから苦悩する。
あっては成らない存在と自覚する。

策略としての駆け引きと、バッドマンがバッドマンで在るための駆け引きと。

人間が追い込まれた時に、何を信用して、何を信用できなくなるのか。
他人の手で自分が死ぬことが理不尽と思う前に

死にたくない

と頑なに思うだろう。

人間心理に長けた犯罪者。お金、地位、名誉。
そんなものではない境地にいるジョーカーと
人で在ろうとして罪人を裁こうとするバッドマン。

内面が混濁するのも目に見えてる。

今回、メカ的な部分は一切排除しても衝撃的な作品。
殺すことをいとわない者と殺すことをしない者の攻防。

一見の価値ありです。

メカも一部はかなりかっこいい。

また詳しく書きますわ。

おやすみ。
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